こうした中、新潟交通が運転手の確保に向けて力を入れているのが、新潟県外からの人材獲得です。

3月にバス運転手として採用されて研修の真っ只中だという、阿部仁さん(35歳)は、県外からUターンして新潟交通に入社しました。

阿部さんは新潟市内の専門学校を卒業した後、消防士として横浜市消防局で15年間働いていました。

「元々消防車両の運転は好きだったので、車を運転する仕事をしたいなと…」

消防車両の運転には慣れていた阿部さんですが、バスはやはり勝手が違います。

「消防車だと、赤色灯やサイレンを鳴らしたり、マイクで注意を促したりとか、そういう操作。バスのような複雑な操作はなかったですね」