カメラマンが魅せられた風景
新潟県の上越市と柏崎市とにまたがり「信仰の山」として知られる標高993mの『米山』。
その山頂の山小屋に泊まらないと出会えない幻想的な景色をお伝えします。

【柿崎山岳会会長 平田優一さん】「私はいつも雨男と呼ばれているが、今日は汚名返上ですね」

上越市柿崎区の下牧(しもまき)登山口で、柿崎山岳会のお二人と待ち合わせて米山山頂へ向かいます。

登山者は皆それぞれの荷物とは別に、登山口に用意された「土」を持って山に入ります。米山の山頂を修復するために土を運びあげる『米山土あげ運動』です。

【登山者】「今日はまだ暑くて飲み物をたっぷり背負っているので、すみませんこれぐらいで…」

今年で4年目を迎えるこの取り組み。
登山者達の協力で、去年までにおよそ9.5トンの土が運ばれました。
米山には6つの登山道がありますが、今回は南側の下牧ルートから。
このルートは米山参りの表参道だったといわれています。
