新潟県弥彦村で稲刈り本番を前にした14日に、神様に捧げるコメを刈る『抜穂祭』が行われ、農業関係者が豊作を祈りながら収穫しました。

弥彦山のふもとに広がる田んぼで行われた『抜穂祭(ぬきほさい)』。彌彦の神様に捧げるコメを収穫する神事です。弥彦村の村長や農業関係者ら14人が参加し、豊作や農作業の安全を祈りながら手作業で稲を刈り取っていきます。

【弥彦村 小林豊彦村長】「非常に安心でおいしいおコメなので、初めてで心配していましたけど、非常にうまくできたのでありがたいと思いますね」

神事に使われる『伊彌彦米(いやひこまい)』は、農薬や化学肥料を一切使わずに育てられました。

【コメ農家】「無農薬・無化学肥料米ということで非常に気を使って育てたので、実りが良くてほっとしています」

抜穂祭で収穫した稲は、10月末に彌彦神社へ奉納されるということです。
