大雨で被害を受けていた、新潟県村上市内の3300ヘクタール以上の農地に川の水を供給する荒川頭首工が14日に復旧し、農家から安堵の声が聞こえてきました。
荒川頭首工は3日からの記録的大雨によって取水口に土砂などがたまり、農地に水が送れない状態が続いていましたが、13日夕方に取水が再開されて、田んぼや畑に水が流れ始めました。
【農家佐藤俊男さん(71歳)】
「(水が出て)良かったね。水がないと、出穂期終わったばかりだから、品質に影響が出ると非常に困るからね」
ただ新潟県によりますと、14日未明に降った雨により、下流およそ400メートルのところで土砂が流れ込んだため、右岸側で取水を再び停止しているということです。再開のめどはたっておらず、県では復旧を急ぎたいとしています。