人工構造物のすぐ下は深み!

魚道のほか、コンクリートなどで整備された段差のそばにも要注意です。
段差により水は、勢いをつけて上から下へ流れます。
コンクリートは削られませんが、段差のすぐ下の川底は掘られ、その砂は下流に流されます。そのため「段差の下は深く、その下流は浅く」なるのです。

同じ理由で注意が必要なのが「橋脚の周り」。
手前の川底は見えますが、橋脚の周りは底が見えないほどの深さです。

【長岡技術科学大学大学院・斎藤秀俊教授】
「この橋脚の分だけ、水は横に流れないといけないし、その分だけ深く流れないと同じ量の水が流れていかない。だから、どんどん川底が削れていって、橋脚の下は極端に深くなっている」

人工構造物の“すぐ下”以外にも、深みになっているところはあります!
安易に近づかないようにしましょう。