「強制労働」をめぐり、日本と異なる主張を訴えてきた韓国。
その韓国では、今年4月に総選挙が行われ、野党が勝利しました。

4年に1度の韓国総選挙で、尹錫悦大統領を支える保守系の与党「国民の力」が革新系の最大野党「共に民主党」に大敗。
尹大統領は戦後最悪とも言われた日韓関係の改善に前向きな姿勢を示していますが、これに対して最大野党「共に民主党」は”対日屈辱外交”とその姿勢を強く批判してきました。

実はこの「共に民主党」の国会議員らは2023年4月に「佐渡島の金山」を視察し、報道陣に対してこう訴えていました。

【「共に民主党」所属議員(当時)】
「強制労働があったことに憤り(強制労働について)記載しない日本政府にも憤りを感じる」

この最大野党の勝利で、日本との外交・つまり「佐渡島の金山」の登録に影響はああるのかについて、朝鮮の歴史を30年以上にわたって研究してきた国際情報大学の吉澤文寿教授は「佐渡島の金山」は政治的にトップの問題に挙がらないのではと考えます。