3日からの豪雨で甚大な被害が出た県北地域では被害の様子が明らかになるとともに復旧に向けた動きも始まっています。
5日の新潟県村上市の小岩内(こいわうち)集落は、4日までの大雨から一変し、朝から太陽が出ていてとても蒸し暑く感じます。ここは40世帯ほどが暮らす集落ですが、土砂崩れで大きな被害を受けました。

山から流れ出た土砂で、わかっているだけで住宅5棟が巻き込まれ、うち1軒が全壊し、この家に住む80代の男性が重傷を負っています。
【住民】「そこまでなるとは思ってもいなかったので、本当にひとごとだなと思っていたんですけど、まさか自分のところに降りかかるとは…」
後片付けに汗を流す住民の姿もありましたが、大量の土砂と木を前に、呆然と立ち尽くす人もいます。
集落内ではまだ通行できない道路があり、初めて現場を視察した村上市の高橋邦芳市長は「土砂の撤去を急ぎたい」と話しました。