新潟県弥彦村の小学生がコシヒカリの苗の手植えに挑戦しました。
地球にやさしいという『伊弥彦米 零(いやひこまいゼロ)』とは…?

時折雨が降る中、裸足で田んぼに入った弥彦小学校の子どもたち。
ぬかるむ田んぼに悪戦苦闘しながら一生懸命植えているのは『伊弥彦米 零』です。

『伊弥彦米 零』は、農薬と化学肥料を一切使わず育てるコシヒカリで、SDGsに対応した循環型農業の取り組みを子どもたちに知ってもらおうと、弥彦村などが企画したものです。

【小学生】
「やってみたら楽しい。根っこが全部埋まるようにするのがポイント」

【小学生】
「ずっとこれを続けている人はすごいですね」

収穫した『伊弥彦米 零』は給食として食べるということです。

子どもたちの田植えの前には、豊作と農作業の安全を祈願する『御田植え祭』も行われました。

JA新潟かがやきの検査では、2023年は弥彦村産のコシヒカリのおよそ95%が猛暑の影響を受けて3等米となっています。

【JA新潟かがやき弥彦支部 浅野宏介 支部長】
「去年は悪天候の影響で1等米がほとんどないという、かつて体験したことがない年だった。弥彦の神様にお願いして今年は豊作になってくれたらと思っています」

今年は猛暑も予想される中で、コシヒカリから早生品種に代えた農家もいたということです。