食に関連したイベントなどを企画・運営する仕事に携わっている町内会長の大竹さんは、そのネットワークを生かして、自身の町内会のイベントに住民が興味を持ってくれそうなアトラクションを用意しています。

新年会では、正月ならではの『餅つき体験』を開催しました。

会場には親子の長い行列ができました。
つきたてのお餅を食べた子どもたちには笑顔があふれています。
町内会のイベントに参加するのは初めてだという家族もいました。
自然と同じテーブルグループ同士の交流が始まります。

「子どもが“餅食いたい”と言うので連れてきました。初めてなのでまだちょっと緊張していますけど。でもいいですよね、こういうのって」

【下々条町内会会長 大竹祐介さん】
「町内会不要論ってやはりあるんですよね。でも、この町内に住んで良かったって思えたら最高じゃないですか。人と人とつなげて新しいものを生むというのが得意というか、好きなのかもしれません」

下々条町町内会は防災活動にも力を入れていて「町内会の活動などに参加して住民同士のコミュニケーションを深めることは防災にもつながる」と大竹さんは話していました。

一昨年には、町内およそ70か所の電柱に町内会が標識を設置しました。
川が氾濫した場合などにどの程度まで浸水するかを示すもので、長岡市内でこのような標識を設置したのは初めてのことだということです。

今後は、防災について楽しみながら学べるイベントなども企画していきたいという大竹祐介さん。

町内会をもっと身近なものに―。
次はどんなアイデアが生まれるでしょうか。