「もっと発展できる楽器」ハーモニカの『とてつもない』隠れた魅力

奏者としての活動とともに、大谷さんが取り組んでいるのが愛好者のすそ野を広げることでした。八戸市でハーモニカクラブを主宰しています。

ハーモニカクラブの生徒
「(大谷先生は)素晴らしいです。何でも受け入れてくれる」

「こんなに素敵な先生、もっともっといろんなところで演奏していただいて(ハーモニカを)広めていただけたらなと」

ハーモニカの愛好者は年々減っていて、大谷さんによりますと、日本ハーモニカ芸術協会の会員は県内では、約50人と30年前から30人ほど減っています。だからこそ、大谷さんはいまより多くの人にハーモニカの奥深い世界を知ってもらおうと、活動に力を入れています。

吉!福三大谷裕子さん(70)
「ポケットに入るオーケストラと言われるようにクラシックでもオーケストラ並みの音も作ることができるし、そういうとてつもない隠れた魅力を自分たちで見つけ出して、もっともっと発展できる楽器じゃないかなって思ってます」

大谷さんは日々を謳歌しながら仲間と音を共鳴させ合い、ハーモニカならではの表現を探し求めていきます。