母親の背中を見て料理人を目指す

日常だった母の料理は、自分の中で将来の夢に変化していった。

中田
「中学校の時にもうこの仕事をやろうと思いついて、クラスのホームルームの時間にみんなに発表してたんですよ。なにより男3人兄弟だったっていうのもあって、お手伝いにしろ何にしろ、家のコトを(兄弟の中では)自分がやっていた。やっぱり興味あったんですよね」

中田さん「中学校の時にもうこの仕事をやろうと思いついて」

高校を卒業した中田は、当時テレビ番組で華やかな料理を作っていたのが、大阪の調理師専門学校の先生だったこともあり、その専門学校へ入学。ある授業で、現在の恩師と出会うこととなる。その人こそイタリア料理の先駆者 落合務シェフだった。

落合シェフと中田さん(右)