本場のイタリア修行で確信した師匠の味

イタリア大使も好む落合シェフのイタリアンを学びながら働き、腕を磨いた。レベルアップのために行ったイタリア修行で落合シェフのすごさを改めて感じたという。

中田
「落合シェフはですね、基本イタリアの(味の)まま持ってくる。その当時最初にそれをコンセプトとして持ってきたシェフだと思うんですね。イタリア行ったときは、それの確認に近かったですね。違うのはもちろんあるんですけど、ベースはほぼ一緒だっていう、むしろ安心感」

肩の力を抜いて楽しむ 人々の宿り木のようなお店を作りたい

現在自分の店を持つようになっても料理への探究心は持ち続けている。 中田の目指すものとは。

中田
「市場で食材を見た瞬間に、あっ!これ作りたいとか、美味しそうと思った瞬間に、メニューがババババーって決まったりとか、そういうタイプかな」「イタリア料理は手をかけ過ぎずに素材をうまく使う、日本の料理とは違う使いこなし方なんですけども、そこをうまく表現できたらいいのかな」

中田
「美味しいのは当たり前なんですけど、なんか優しい気持ちになったりとか、そういう風なお料理は作っていきたいなと思ってます。その楽しむための一つのスタイル。自分もある程度肩の力抜いて料理作って、お客様にも肩の力抜いてもらって。

通常のディナーだけでなくお昼は子どもが楽しめる場所にしたい。子供食堂じゃないですけど、自分の料理を今度は子供に、手間暇かけた料理をちょっとずつ出しながら、みんなで遊び場をここに作ろうかな」

青森県の食材をふんだんに使用したパスタ
中田さんの食への探求は続く