今年、世界遺産登録30周年を迎える白神山地は本格的な観光シーズンを迎え、青森県深浦町の十二湖には多くの観光客が訪れにぎわっています。27日は鮮やかな赤い体が特徴の珍しい野鳥も姿を見せました。
深浦町の十二湖は白神山地西部に位置し、ブナ林に囲まれた33の湖沼群からなっています。「鶏頭場の池」では真っ赤で鋭い口ばしと朱色の体をした「アカショウビン」が羽を休めていました。十二湖には、雪解けと共に姿を現します。この姿を写真に収めようと県内外から野鳥ファンが訪れます。季節が夏へと移ろうこの時期、ブナ林に囲まれた散策道をトレッキングする最大の目的地は「青池」です。太陽の傾きの影響で、その青さが最も際立つとされているためです。訪れた観光客たちは、神秘的な青に感動していました。
※盛岡からの観光客
「きれいな所ですね。すごく神秘的なブルーがとても気に入りました。いまちょうどアカショウビンの声が聞こえてとても和まされています。さっき写真を撮ってきました」
自然豊かな白神山地は、2023年12月に世界遺産登録30周年の節目を迎えます。