青森県平川市の自宅で、中学生の娘の背中などを包丁で刺して大けがをさせた母親の裁判で、証人として出廷した娘は、当初事件について話さなかった理由として「母親が好きだった」と明らかにした上で「無罪になってほしい」とも伝えました。

この事件では、桑田飛鳥 被告が2024年1月に平川市の自宅で、包丁で中学生の娘の背中などを刺して大けがをさせた罪に問われていて、初公判で起訴内容を認めています。

2日の証人尋問では、被害者の娘が出廷しました。

事件の発覚が発生から7か月後になった経緯として、当初、母親の犯行を言わなかった理由に「お母さんが好きだった」「迷惑をかけたくなかった」と説明しました。

娘は、裁判冒頭で泣く場面もあり、その後、検察側から「何か言いたいこと」があるかと問われると裁判官に対して「言葉がわからないけれど無罪になってほしい」と伝えました。

次の裁判は、10月23日に被告人質問が行われる予定です。