ところでマスクを外す場面を想定して、顔を見せる準備を進めている人が増えています。

※百貨店衣料品販売員は
「口紅やファンデーションはコロナ禍になってから捨ててしまったりしていたので、また買い直したりしなきゃいけないとは思ってます」
※買い物客は
「ファンデーションとチーク。とにかく隠れていた部分を買い足したいですね」

青森市にある百貨店では、2月の化粧品の全体の売り上げが前の年の120%まで伸びて需要が高まり、売れ筋の商品も変化しています。

※さくら野百貨店青森本店 野田頭亨永販売促進次長
「こちらが新しく入った人気のある艶感のあるリップです」

これまではマスクに付きにくい口紅が売れていましたが、今はより見た目を意識したものが売れているといいます。

美容を意識しているのは女性だけではありません。こちらの美容サロンは先月から男性の「ひげ脱毛」の問い合わせがコロナ禍の2倍以上に増えています。

※BeautySalonRoom山中明オーナー
「マスクをしているときはひげそりをさぼっている人が多かったが、外すようになると毎日ひげそる習慣がまた出てくると思うのでそちらに向けて煩わしくないようにひげ脱毛をしたいという方は多い」

3年もの間、生活をともにしてきた「マスク」を外すための準備が着々と進んでいます。