ドライブレコーダーに映っていた被害者と警察官のやりとり
<運転手(被害者)と警察官のやりとり>
※男性警官「(被害者は)『捕まえてほしい』と言っています」
※女性警官
「ごめんなさい運転手さんちょっと失礼して。すごい怖い思いをしたと思うんだけども、犯人をつかまえてほしいとなるとどうしても運転手さんも拘束しなければならない。調書取ったり『ここでこうやってやられました』とかってなるわけなので、うちらで注意するのでそれでもいい?」
※運転手「それでもいい」
※女性警官「履歴としては残るので警察署に呼んで話を聞いたっていう。『微罪』っていう処理があるのでそれでもいいかな」

この微罪処分は警察官に対する捜査規範について規定した犯罪捜査規範で「犯罪事実が極めて軽微で、かつ、検察官から送致の手続をとる必要がないとあらかじめ指定されたものについては送致しないことができる」と規定されています。つまり、逮捕には至らないということです。
<運転手(被害者)と男性のやりとり>
※女性警官「本人を明日酔いが覚めてから会社にも行かせてでもいいかな」
※運転手「ちゃんとした人であれば、家族もいて子どももいれば…」
※男性警官「○○(被害者)さん、今聞きたいんですけど今捕まえるとなったら…」
※女性警官「もう済んだ暴行微罪でいいって」

こうした対応について、長年、犯罪捜査に携わってきた元大阪府警の門脇浩さんは次のように指摘します。