※タクシー運転手の会社の代表は
「警察官が取っている行動が常識的に考えても考えられない。あきれている状況です」

なぜ、被害者に寄り添うような対応にならなかったのか。
元大阪府警の門脇さんは、こう推測します。
※元大阪府警・門脇浩氏
「なるべくことなかれで穏便に済ませたかった。それが一番の原因ではないか。深夜でバタバタ逮捕手続きをしたくない、そういった気持ちがあったんではないかと思いますね」
男性はあらためて被害届を提出し、発生から11日後に男は傷害の疑いで逮捕、その後、略式起訴されました。また警察は男性とやりとりした警察官の対応が適切ではなかったとして、処分する方針を会社側に伝えたということです。
しかし、事件に巻き込まれたショックと警察の対応を巡る不信感から男性は体調を崩し、いまも職場に復帰できずにいます。被害を受けた男性や会社は同じような思いをする人が出ないよう、再発防止を強く望んでいます。

※タクシー運転手の会社の代表は
「今後2度とこういったことがないように警察のほうでも不手際があったという発言もあった。自ら是正するのであれば、不手際な点を報告してほしい」