青森県の八戸港近くで、大正時代から100年以上親しまれてきた「夏祭り」があります。
担い手の高齢化で一度は歴史が途絶えたものの、2025年に復活。
祭り復活に立ち上がったのは地元の「おやじの会」でした。
その「おやじの会」は、2026年もクラウドファンディングを実施するなどして、祭り開催に力を注いでいます。
八戸市小中野に住む藤田康博さん(65)。
地元の小中学校に通う父親などでつくる「小中野おやじの会」で顧問を務めています。
23日に藤田さんは、八戸港近くで開催される夏祭りで使う電球や提灯を確認していました。
小中野おやじの会 顧問 藤田康博さん
「私は(小中野が)好きですね。そのなかでも、新丁夜店はすごい思い入れがある。いま(新しく)来た子たちも、新丁夜店で会って、大人もそう。何年かぶりに会って、そこでまた交流が復活する場でもある」
藤田さんたち「おやじの会」が開催に力を注ぐのは、大正時代から100年以上続く夏祭り「新丁夜店(しんちょうよみせ)」です。
地元の商店街や町内会が運営してきましたが、コロナ禍をきっかけに人手不足や高齢化などで3年前に一度、その歴史に幕を閉じました。
小中野おやじの会 顧問 藤田康博さん
「おやじの会が立ち上がって、絶対なくしたくないという思いで去年に開催したんですよ。商店街や町内会がサポートしてくれて、そのおかげで去年は大盛況でした。2日間で300メートルの通りに1万人が来たと聞いています」
「小中野祭り」として復活した2025年。
新丁通りは提灯で照らされ。神輿と屋台で賑わいました。
2年連続での開催を目指すなか、おやじの会は危機に直面しました。
小中野おやじの会 顧問 藤田康博さん
「割れたりしている部分もありますね…」
2025年の祭りで電球や電線の老朽化が判明。
ただ、そこであきらめませんでした。
おやじの会は電気設備を新しくするため、クラウドファンディングに乗り出しました。目標金額は200万円で、電線やLED電球の購入費に充てる予定です。
小中野おやじの会 顧問 藤田康博さん
「いま日本全国に高齢化とか資金不足でなくなっているお祭りはたくさんあると思うんですよ。いろんなやり方でできるという、ひとつの(モデル)をつくりたい。なくすのは簡単なんですが、どうやって続けていくかが重要かなと」
幼少期に胸に刻まれた思い出の祭りを後世に―。
おやじの会が見たい景色は、子どもたちに残したい景色です。
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クラウドファンディングは6月30日まで行われ、支援のリターンは出店で使えるチケットや地元八戸の地酒などとなっています。
関心がある方は、「小中野おやじの会 クラファン」などと検索してみてください。
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