東北電力東通原発での不正に対して、青森県の小谷知也 副知事が「極めて遺憾」と指摘しました。不正行為は、担当者が効率化を図ろうとはじめたとされています。
東北電力 石山一弘 社長
「原子力事業者としての信頼を損なうものとして、極めて重く受け止めています。深くお詫び申し上げます」
東北電力の石山一弘 社長は21日、小谷知也 副知事を訪ね、東通原発での不正行為について陳謝しました。
この問題は、東通原発で外部からの侵入を監視するセンサーやカメラについて、性能試験を一部実施していないにも関わらず、他の記録を流用して不正に記録を作成していたものです。
不正行為は2018年度に効率化を図ろうとはじめていて、当時の担当者が協力会社の定期点検で問題がないため、性能試験を省略したということです。
青森県 小谷知也 副知事
「不正行為が行われていたことは施設の安全性のみならず、原子力発電事業そのものの信頼に関わる重大な案件であり、極めて遺憾」
また、東通村の畑中稔朗 村長は20日、電力側に改善を強く求めました。












