「青森ねぶた祭」の開幕まであと2週間あまりとなり、制作は山場を迎えています。

筆を手に向かうのは、大型ねぶたの制作で仕上げとなる面の書き割りです。
デビュー12年目のねぶた師・立田龍宝さんにとって2024年の制作は特別な意味がありました。

いつもの年であれば、大型ねぶたは2台制作していますが、そのうちの1台は運行団体が2023年の夏の暴力問題を受けて2024年は参加を自粛。

残る1台に思いを爆発させました―。

ねぶた師 立田龍宝さん
「いろんな思いが交差しながら描けたと思います。作り手として、制作者としてはこの1台にかけるしかない。いろんなことを整理して、私はねぶたしか作れないので、戦っていく『再スタート』だと思っています」

青森ねぶた祭は8月2日に開幕し、立田さんの制作を始め22の大型ねぶたが青森の短い夏の夜を焦がします。