公職選挙法違反の疑いで書類送検された青森県藤崎町の平田博幸 町長が、記者会見で辞任を否定した上で「猛省している」と繰り返し話しました。

藤崎町 平田博幸 町長
「全ての方に心からお詫び申し上げる次第であります。本当に申し訳ありませんでした」

公職選挙法違反の疑いで書類送検されたことが明らかになってから約2週間。
会見に臨んだ平田町長は「猛省している」と繰り返しました。

平田町長は2025年6月~7月にかけて町の職員約30人に、参院選で特定の候補者への投票を呼びかける文面を「電子メール」や「LINE」で送ったとして、10月3日に書類送検されました。

平田町長は、依頼されたものではなく自らの判断だったと説明し、法律の認識が不足していたと釈明しました。

藤崎町 平田博幸 町長
「ガラケーからスマホに切り替えたのが6~7年前と記憶しています。そのときからメール・LINE配信はしている。違反行為に当たるということで、今は深く反省しいている」

青森テレビの取材で平田町長は、2024年の衆院選でも町民に同じ様な文書を送っていたことがわかっています。こうした一連の経緯を説明した上で、辞任については否定しました。

藤崎町 平田博幸 町長
「道義的な責任を感じているなら早く辞めろという指摘もあった。我々首長は1か月半先まで日程がある。公人として公職にあって、こういう状態ですが、職務を投げ出すわけにはいかない」

公職選挙法違反で検察庁に起訴されて、公職中に有罪となった場合は平田町長は公民権停止となり、職を失うことになります。