「月食の観察のしかた」は?①

満月が地球の影によって刻々と欠けていき、完全に影に入って「赤銅色」となり、その後また復円するようすを観察できるという「月食」。
国立天文台では、そんな「月食の観察のしかた」も紹介しています。これによりますと、「月食」は肉眼でも十分観察できる天文現象で、本影に入ったときの月面の色と明るさが影の縁と中心近くで異なることや、本影を月が横切るにつれて変化していく様子がわかるはずだということです。

また、双眼鏡や望遠鏡を使うと、地球の影が月面のクレーターや海を横切って移動していく様子や、皆既食中の月面の色や明るさの変化などをより鮮明に観察できるとしています(※ただし、満月のときには、月面に太陽の光が正面からあたっているため、クレーターの凹凸はあまりはっきりとは見えないということです)。
双眼鏡を使うさいも、三脚に固定すると手ぶれがなくなり、より快適に観察ができるようです。