創業65年の老舗が閉店…地元の味を引き継いだ施設に寄り道

まずは恒例の寄り道です。
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「今日は、タマさんが好きそうなところにお連れしたいと思います。五所川原市金木に【KADOKKO】っていうお店があって、コミュニティスペースということで、アットホームな感じの施設です。金木にあった菓子店が閉業してしまって、そこのお菓子を引き継いだそうです」
タマ伸也さん
「スイーツだな?」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「そうですね。(タマさんは)自称“スイーツジジイ”ということで…」
タマ伸也さん
「いよいよ“ジジイ”って言うようになったね」

五所川原市の旧金木町に到着すると、小説家・太宰治の生家で現在は市の施設となっている『斜陽館』が見えてきました。

そして、ここの近くに【KADOKKO】があります。
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「右手に見えてくると思うんですけど…旗がはためいている…」

やってきたのは、【コミュニティスペース KADOKKO】。どんな場所なのか、代表の斎藤真紀子さんに聞いてみました。

斎藤真紀子さん
「地域の皆さんにも観光客にもゆっくりくつろいでもらえるような場所になっています」

『津軽金山焼』や『津軽びいどろ』など、青森ならではのお土産も販売していますが、地元の菓子店から引き継いだものとは?


斎藤真紀子さん
「【甘露梅】っていう食べ物で、しそで包んであって、中は黒あんです」
【甘露梅】(かんろばい)は、黒あんと求肥を、塩と砂糖に漬けた赤紫蘇で包んだお菓子。

2025年2月、こちらを作っていた創業65年の老舗菓子店【御菓子司 松しま】が閉店。地元で愛されていた味を守りたいということで【KADOKKO】が引き継ぐことになりました。
斎藤真紀子さん
「やっぱり地域の方に愛されていたお菓子だったので、どうにか続けられないかと思いました。職人さんが同級生なので、その人だったら私も信頼できるし、その人だったら一緒にやれるかなと思ったので、『一緒にがんばって続けていこうか、守っていこうか』っていうことになって」

後世に伝えていきたいお菓子【松しまの甘露梅】(1個140円)。そのお味は…?

タマ伸也さん
「しそが、がっつり巻いてありますね。食べ応えがあります。さわやかだから、黒あんが全然重くない」
温泉ソムリエ 鎌田祥史さん
「もちもちしているのもすごくいい感じですね、甘くて」
斎藤真紀子さん
「お茶にもコーヒーにも合います!」


金木伝統の味、これからも守り続けてほしいものです。取材に協力いただいたお礼にドライ風呂オリジナルタオルをプレゼント!

それでは、目的地の【金太郎温泉】へ♨