震災から14年が経った3月11日、災害時に上空から被災状況を確認する青森県のドローン調査隊が結成され、初めての訓練が行われました。
県土整備部ドローン調査隊ABBs(あおもりブルービー)は、災害時に迅速に被災状況を確認できるよう結成されました。
11日は、調査隊のメンバー10人が八戸市と鰺ヶ沢町の現場と県庁をオンラインでつなぎ、ドローンからの映像をリアルタイムで共有する訓練を行いました。
鰺ヶ沢町では、中村川の上空から2km以上離れた津軽港を撮影できるか確認したほか、八戸市では3Dの測量データを作成するなどして、ドローンの性能をいかした訓練に臨みました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「日本にとっても特別な日だと思います。きょうを契機に災害力を強化することは、青森県にとっても求められていること。現場が立体的に把握できるようになるので、非常に災害の様子、全体像が捉えやすくなる」
ABBs(あおもりブルービー)には、飛行制限がある地域でもドローン操縦が可能な国家資格保有者が10人いますが、県は来年度、20人に増員し活動の幅を広げたいとしています。