青森県と北海道をつなぐ青函トンネルを新幹線専用とし、新たなトンネルをつくる「第2青函トンネル構想」の実現に向けて、青森商工会議所青年部と今別町商工会青年部が連携協定を結びました。

1988年に開通した本州と北海道を結ぶ青函トンネルは、運用開始から37年が経ち、老朽化によりメンテナンスや新幹線の運用に関する検討が行われてきました。

本州側入口の町である今別町では、2023年から青函トンネルとは別にトンネルをつくる「第2青函トンネル構想」を推進しています。

この実現に向けて、今別町商工会青年部と青森商工会議所青年部は連携協定を結び、情報共有やシンポジウムなどの企画を共同で行うことになりました。

青森商工会議所青年部 川村祐樹 会長
「1年2年では達成できない構想ではございますが、さまざまな経済効果が青森市・外ヶ浜町・今別町に起こり得るかなと思っております」

実現の可能性が高いとされている「日本プロジェクト産業協議会」が提案するプランは、今のトンネルを新幹線専用とすることで、貨物列車とすれ違うさいの低速運行の必要がなくなり、新幹線の高速化や輸送力増大、工事関係者が増えることでの経済の活性化が期待されています。