3日午後、青森市で住宅1棟を焼く火事があり、焼け跡から女性1人の遺体が見つかりました。現場は住宅街の一角にあり、「助けてくれ」と叫ぶ声も聞かれていました。

3日午後2時ごろ、青森市妙見2丁目の三戸充生さん86歳の住宅から火が出て、「煙が見えている」と近くの住人から消防に通報がありました。

新井宇輝 アナウンサー
「火災発生から約1時間以上が経過していますが、あちらの建物の2階の部分からは、いまだに白い煙が上がっています」

消防車両10台以上が出動して、火は約2時間後にほぼ消し止められましたが、この火事で住宅の2階部分が焼け、焼け跡から女性1人の遺体が見つかりました。

また、三戸さんは市内の病院に運ばれ手当てを受けています。

付近住民は
「奥さんが2階から叫んだんだって『助けてくれ』って。近所の人が走って、電話をした」

警察によりますと、三戸さんは89歳の妻と2人暮らしで、火事のあと妻と連絡が取れていないということです。

警察は、遺体の身元の確認を進めるとともに火が出た原因を調べています。