JR青森支店は26日に記者会見を開き、この冬の豪雪で列車の運休が相次いだことに触れ、計画運休がある場合、迅速な案内をすることで客が移動する時に選択肢を持ってもらえるような取り組みに努める姿勢を示しました。

県内はこの冬、災害と位置づけられる豪雪によって、列車の運休が相次ぎました。

JRは雪への対応に苦慮したことを認めた上で、計画運休などがある場合、客の利便性を図るため、迅速な案内に努める姿勢を示しました。

JR盛岡支社 大森健史 支社長
「計画運休をせずに走れるのは一番いいが限界がある。年末年始は雪かきする車自体、氷が固まった上に雪が乗っているため、ガリガリガリとロータリーでかいたら機械の方がやられてしまうことも発生している。家を出る時に選択肢をお持ちいただければ、列車が危なさそうだから車にしようかとか、選択ができるので、そういうことに引き続き努めていこうと」

また、2027年度に廃線となる見通しの津軽線の蟹田駅から三厩駅は現在、大雨被害で運休していて代替交通となる乗合タクシーを運転しています。

26日の会見では、3月15日のダイヤ改正に合わせて発着時間を変更すると共に、3月末までとしていた運行期間を4月以降も延長し、新たに「蟹田」と「龍飛埼灯台」の間で乗り降りできるところを29か所追加することを明らかにしました。