小学生からバスケットボールに打ち込む

木下は小学生の頃からバスケットボールに打ち込んでいた。

木下暢子さん
「身長が171㎝あるのでバスケットがいいなと思って、やり始めたらハマっちゃいました」

しかしバスケットボールを一生懸命やればやるほど、思いもよらないケガに見舞われてしまう。

度重なるケガで感じた治療の大切さ

木下暢子さん
「バスケットボールのために高校に入ったので、バスケットボール漬けの生活を3年間送るっていう気持ちでいたんですけど、1年生の段階で大きなケガしてしまって、さらに治ってから、また同じケガを逆の足にしてるので」

治療の大切さを身にしみて感じながらも、高校卒業後は上京して就職することを優先。羽田空港で保安検査の仕事に就いた。

木下暢子さん
「当時私がいた時に、全日空機のハイジャックが起きたりした時期だったので、とにかく厳しくなった時期でした」

羽田で5年働いた後、上司の紹介で整骨院の受付の仕事に就く。

受付をしながら多くの患者さんを目の当たりにした木下は、高校時代ケガで悩んだことを思い出し、この人たちの気持ちを一番理解できるのは自分ではないかと、鍼灸師を目指すことを思い立つ。