世の中の野菜の価格動向についても聞いてみました!

Q.世の中全体の野菜の価格の動向というのは今後どうなりますか?
「基本的にお盆休みがこれからあります。その後からは値段が全般的に下がってくるそういう方向になります。ただこれ日本全国レベルで見ますと、非常にいわゆる異常気象。非常に暑い、猛暑なんかもありますので、主産地が今、関東から徐々に東部の方にうつっているわけですよ。こちらの気温が、そこまで異常な気温にならなければ落ち着いてくるということですね」
「8月後半にかけて(お盆にかけては)ちょっと値段がこのまま高値が続くでしょうね。これはどうしてもね、異常気象の影響と需要なんかのバランスですね。それによって上がってしまうものもある。一方で、暑いがゆえに、非常に出来の良いものも出てくると思います。例えばゴーヤとかオクラのような夏野菜と言われる代表格のものってものは、ある程度これからどんどん安くなるっていうことはあると思いますね」

Q.特にこの果物や野菜の価格が心配だというものはありますか?
「そうですね。果物に関しては、今年はやっぱり暑くて日照不足なんかもないじゃないですか。(なので)非常に良いです。ただ、やはりスイカがちょっと心配なのは、この間、尾花沢とかの山形の方で、(雨で)かなりの水害がありましたよね。そういうことの影響とかが心配だなっていうのはあります」
「異常気象というのが当たり前になってきてるのが最近ありますけれども、近年の状況から見ると、比較的早く終わってしまうもの、たとえば枝豆とか、トウモロコシ。そういうようなものが、どんどんどんどん前倒しで出てきて、気温がすごい高いんで、北海道産なんかのものもちょっと早く終わってしまうのかなって心配はあります」
Q.旬が早まっているということですか?
「そうです。まさにその通りで、大体半月~1か月ぐらい早く出始めてきたのが現状です。ですから、どんどんどんどん前倒しで出てるから早く終わってしまうものもあれば、やはり、本来この産地はここまで高温にならないのに高温になってしまった、そういう形になると非常に早く終わってしまったり、いわゆる「高温障害」っていうのが出てきてしまうんですね」
「これは実際、福島産とかその辺のキュウリなんかも、かなり高温障害でやられてますんで、本来キュウリは、もっともっと出るのになっていう状態が今見えますよね。それが出回りがちょっといまいち悪い。だから値段が下がらなかった。本来お盆休みにかけて8月になって、下がると見込んでたものが下がらないで、ちょっと高値を推移していると思う」