“イサバのかっちゃ”が出迎える駅から徒歩10秒の「市場」は海産物の宝庫 

『春を祝おうしゃなイカ』と書かれたイカの形の看板。
これを掲げているのは、八戸のシンボル“イサバのカッチャ”!の石像。

「イサバのカッチャ」…ほっかむりに背負いかご、かっぽう着、長靴のスタイルがトレードマーク。魚介類を集めて売る人たちを「五十集」(いさば)と呼んでましたが、今では八戸の朝市を元気に行き交うお母さん達に愛着を込めて「イサバのカッチャ」と呼んでいます。(カッチャ=お母さん)

さて、ここは、JR八戸線「陸奥湊駅」の駅前です。時刻は、2024年5月28日午前7時30分。小野寺アナは、駅のすぐそばにある【八戸魚菜小売市場】で、旬の魚を調査しに向かいます!

中に入ると、とっても広々しています。まず最初に目に留まったのは、漬物

小野寺紀帆アナウンサー
「白菜、キュウリ、カブとたくさん種類がありますよ~。いいですね。白米に合いそう」

続いては、イカ!
小野寺紀帆アナウンサー
「あら!イカ!1皿500円ですか?ちょうど今の時期、とれてますいますもんね~。やっぱり、お刺身か煮物とかですかね?」
お店のお母さん
「ヤリイカちゃんはお刺身、小さい方は煮物ね。このままころっと煮て食べるとおいしいよ~」

八戸港のイカ水揚げ数量のは、1972年から50年以上にわたって全国1位をキープして、まさに“イカの街”。八戸の沖合にスルメイカの良い漁場があるため、特に夏から秋にかけて全国から漁船が集まり、漁港も整備されています。この時期に水揚げされるのが「スルメイカ」。別名「夏イカ」と言われています。

小野寺紀帆アナウンサー
「これはタラ?」
お店のお母さん
「これは銀だらのしっぽ!おいしい食べ方は、フライとか焼くとか。脂がちょこっとあるからね」

食べたことがない魚も、こうしておいしい食べ方を教えてもらえるのが市場の魅力の1つとなっています。