「いじめ・家庭環境など分かりやすい原因があったわけじゃない」不登校経験者が語った当時の心境

弘前市の大学生、阿部万結子さん。中学の3年間は学校に行けず、不登校を経験しました。
阿部万結子さん
「いじめられたとか、家庭環境が、など分かりやすい原因があったわけじゃないので。ただただ罪悪感とか、自分で自分を追い詰め続けて苦しんでいた。学校という決められたレールから外れたら、生きてはいけないとか存在する意味がないと捉えてしまっている自分がいました」

不登校が長引くほど不安が大きくなったといいますが、通信制の高校に進学した際に自分の価値観に変化が生まれたといいます。

阿部万結子さん
「いろんな価値観や考え方を持った人に出会って話して、世界が思ったより狭くないことを知ったというか。学校という枠組みが人生の中で1番重要なわけではないというのに気づけたのが大きかった」