「適度に人は逃げた方が―」不登校を経験したからこそ伝えたい言葉

山本さんが運営する施設では30人の子どもたちが放課後に、学校の勉強やプログラミング学習などを通して、コミュニケーションの場を作っています。こうした環境が、子どもたちを助けることにつながると山本さんは話します。

わくわくスペースみらいと 山本 昇代表
「必ずしも学校に行って勉強するだけではなくて、将来自立して生活できるというのが大事だと思うので、そういう意味においては、やはり人とのコミュニケーションは必要になってくる。そこを我々の施設やこういうフリースペースで、少しでも助けになれば」
そして、阿部さんも現在は不登校を支援する学生団体の代表を務めています。不登校を経験したからこそ、伝えたい言葉があるといいます。

阿部万結子さん
「逃げるってあまり響き的に良くないような言葉として捉えられがちだなと思いますが、適度に人は逃げていった方が、人生うまく生きれるのかなと思いますね」

いま、悩みや不安など、どうしても家族や友達に打ち明けられない場合は、子どもSOSダイヤルも24時間相談を受け付けています。
▼全国統一教育相談ダイヤル
0120-0-78310