「無性に食べたくなる」半世紀以上の常連は73歳の今も大盛りを完食!

慣れ親しんだ味を求めて、店は平日でも多くのファンが訪れます。取材をした男性は、大十食堂に高校時代から通って半世紀以上、73歳となったいまでも大盛りをぺろり!

半世紀以上通う 大十食堂のファンの男性(73)
「食べたくなるんですよ。無性に。思い出の味というか、これを食べながら大きくなってきた。(店主には)体が言うこと聞くまでがんばってほしいです」

こうした常連客の反応が西谷さんの元気の源。手間暇かけた仕込みと調理を支えています。

焼肉逢春(大十食堂元店主) 西谷豊さん
「たかだか私の焼きそばなんですけど、みんなニコニコして来てくれるのは人間冥利に尽きるという気持ちでがんばらせていただいています。いつも通りにおいしかったなって言われるのが一番。まずくなったって言われたら、あしたでもやめようかな(笑い)」

伝統の味を守る価値と重みをかみしめながら、西谷さんは腕を振るい、客の胃も心も満たします。