増子直純さん(怒髪天/ヴォーカル)

「脱退」ではなく「解雇」である意味を怒髪天を立ち上げた者として説明する義務が有ると思っています。 個人の名誉の為に詳細は伏せますが、変に隠して言葉を濁すのは誠意が無いと考え此処に記する事にしました。

シミはこの何十年の間にメンバー・スタッフそして界隈の信頼をも裏切る言動を幾度となく繰り返してきました。
その度に我々は最大限の愛情を持って許容し、譲歩し再起のチャンスを与え続けてきました。しかし幾度もあった「酒をやめるか? バンドやめるか?」の選択の中で最終的にバンドを選んではくれませんでした。

信頼関係が崩れたまま仕事と割り切って続けたなら怒髪天に 「嘘」が生まれてしまう。
歌詞でライブで向き合ってくれる皆さんに「嘘」を手渡す事になってしまう。
それだけは絶対にあってならない。
真面目過ぎバカ正直過ぎる答えだと自分でも思います。
一生後悔するのかも知れません。
しかしコレだけは決して譲れないのです。

この先もずっと不動の四人で続けたかった・・・。

一番そう願っていたのは我々メンバーです。
話し合いの末とは言えこの苦渋の決断をせざるを得なかった身を斬るような心境をどうか分かって下さい。

増子直純

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上原子友康さん(怒髪天/ギター)

同じ志を持ち、同じ夢を見て共に上京し歩んできた友。バンドの最後の最後まで一緒にという思いでやってきました。
悔しいし、 寂しい。
でもこうするしかなかった。バンドがスタッフと共にひとつのチームとして、これからも活動を続けていくために。嘘をつくようなことだけは絶対にしたくなかった。

4人の怒髪天を愛してくれていた皆さん、
本当に申し訳ありません。

今回のことで改めて自分自身と向き合っています。やるべきこと、願いは本当にシンプルです。
皆さんの心に届く曲を作り、皆さんが笑顔で集う事の出来るライブをする。
それを叶える為にがむしゃらにひたむきにやっていきたいと思います。

これからの3人を
どうか宜しくお願い致します。

上原子友康

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坂詰克彦さん(怒髪天/ドラム)

何十年も一緒に歩んできたバンドのメンバーを解雇しなければならない状況になる時が来るなんてことは、全く想像出来ることではありませんでした。

思えば思うほどに、あまりに悔しく残念に尽きる思いでありますが、怒髪天は前に進み続けなければなりません。これまで創り上げてきた多くの大切な楽曲達を皆様に届け続けるためには現状維持では衰退を待つだけであり、意味がなくなってしまう。そしてその前進のためには、別々の道を歩くというこの度の選択しかありませんでした。

何の疑いもなく怒髪天の楽曲を演奏し、皆様に何の疑いもなく真っ直ぐに受け止めてもらう。そんな自然にあるべき姿を見せられなくなるのは、何よりも辛いことでありますから。

自ら選び築いてきた、 絶対的なバンド・音楽活動という生業の前進、 成長の為、今回このような結果に至ったことをご理解いただけたらと思う次第であります。

坂詰克彦

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【担当:芸能情報ステーション】