9日、ロックバンド「怒髪天」が公式サイトやインスタグラムを通じて、ベースの清水泰次さんを「解雇」したことを報告しました。

公式サイトでは清水さんについて「数年来に渡って度重なる信頼を損なう言動があり」と明かし「これから先もバンド活動を共にすることは困難であると判断し怒髪天から解雇することと致しました。」と報告しました。

怒髪天(左から:坂詰克彦さん 清水泰次さん 増子直純さん 上原子友康さん)

公式サイトには本人たちのコメントも掲載されており、解雇された清水さんは「今回、自分の度重なる過度の飲酒と素行不良によってみなさんに多大なご迷惑をおかけしたこと、 本当に申し訳ありません。」と謝罪。「増子さん、友康さん、坂さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、そしてファンのみなさん、本当に申し訳ありません。 全ては自分の普段の行いのつみ重ねよって起きたことです。何十年も付き合ってきた、 本当の兄弟同然に優しく接してくれた大事な3人の兄貴達を辛く悲しい思いをせてしまった、、、 本当にごめんなさい。」(原文ママ)と悔恨の思いを綴っています。

またヴォーカルの増子直純さんは清水さんについて「幾度もあった 『酒をやめるか?バンドやめるか?』の選択の中で最終的にバンドを選んではくれませんでした。」と述懐。「信頼関係が崩れたまま仕事と割り切って続けたなら怒髪天に 『嘘』 が生まれてしまう。」「それだけは絶対にあってならない。」という苦悩を明かしました。そして「この先もずっと不動の四人で続けたかった…。」と、やり場のない思いを吐露しています。

ギターの上原子友康さんも苦しい心中を明かしつつ「今回のことで改めて自分自身と向き合っています。やるべきこと、願いは本当にシンプルです。皆さんの心に届く曲を作り、皆さんが笑顔で集う事の出来るライブをする。それを叶える為にがむしゃらにひたむきにやっていきたいと思います。」と、敢えて前を向く思いを記しました。

ドラムの坂詰克彦さんは「これまで創り上げてきた多くの大切な楽曲達を皆様に届け続けるためには現状維持では衰退を待つだけであり、意味がなくなってしまう。そしてその前進のためには、別々の道を歩くというこの度の選択しかありませんでした。」と、厳しい決意を明らかにしています。