一方、この日、北見市から250キロ離れた稚内に向かっていたのは、公設第二秘書の寒澤晶一氏。武部議員の代理として支援者の葬儀に出席するためだ。

6時間かけ葬儀会場に…しかし代理人は香典を渡すことは違法。名刺を渡すだけで会場に入る。この時の気温はマイナス5度。立ちっぱなしで参列していたという。

その葬儀から事務所に戻る途中にも別の支援者からの訃報が入った。葬儀出席の依頼は宗谷地区だけでも年間約200件に及ぶという。

北見事務所担当 寒澤晶一 秘書
「(毎日のように葬儀に出ているが)武部新に繋がる今後の色々な活動を応援してもらえる。覚えてもらったりも…。代理出席というのは一番大事。特に葬儀は、いろんな人が来てますし、普段お会いしない人も…。武部新が来ているんだってわかるように活動する…」

そして夜には寒澤秘書は、新人の秘書とともに別の団体の新年会に出席した。新人秘書を地元の人たちに覚えてもらわなければならない。

朝から晩まで議員のために働く私設秘書。果たして給料は高いのか…質問してみた。