東口西口、それぞれの課題

今回、検討会で話し合われた、福島駅を起点とした「まちづくり」。

東口は、経済活性化の核となるはずだった再開発について、工費の高騰などを理由に何度も見直しが行われ、市は2月、規模縮小案を示しました。

一方、西口は、大型スーパー・イトーヨーカドーが今年5月6日に閉店することが決まっています。こちらの広い跡地の活用法は、いまだ決まっていません。

東西が一体となってにぎわいを生み出せるかが今後の課題となっていますが、今回の検討会では様々な意見が出ました。

たとえば、東口に建設されるビルに設けられる予定のホールや劇場などについては「使われなければ意味がない」、そもそも一連のまちづくり計画について「市民が自分ごととして考える必要がある」など、市民の生活に寄り添ったまちづくりが必要だという声が多く上がりました。

経済活性化はもちろん大事ですが、住んでいる私たちが誇りに思えて、訪れた人たちにも魅力的に映る街にするため、今後も市民の声を生かした建設的な議論が求められます。