個性派俳優として知られる佐藤二朗さん。SNSで小学生の時に発症した「強迫性障害」を公表しました。どんな病気なのか?そして受診の目安について、精神科医に聞きました。
強迫性障害の症状とは?仕事や生活に支障が出ることも

良原安美キャスター:
俳優の佐藤二朗さんが公表した「強迫性障害」とは、強迫症状のために日常生活に影響がでる病気です。発症は10~20代が多く、患者の割合は100人に1~4人が生涯の間に経験するということで、決してめずらしい病気ではないと言えます。

どんな症状が現れるのか、精神科専門医・田中伸一郎さんにお伺いしています。例えば、▼何度手を洗っても安心できない、▼ドアの鍵を閉めたか何度も確認する、▼運転中に外で物音がすると、「誰かをひいたのでは」と車を降り確認する、▼4や9など特定の数字を見ると不吉なことが起きないか心配になる、などといったことがあるようです。