新潟県上越市では一部の地域の高齢者に「ライフジャケット」が配られています。配られているのは津波から逃げることは難しいと位置づけられた「避難困難区域」の住民たち。このエリアには元日の能登半島地震で、津波が押し寄せたのです。

元日の街を襲った津波

上越市を流れる関川の河口にほど近い港町1丁目。能登半島地震で津波に襲われました。

記者リポート
「津波は遡上して2メートル以上、乗り越えて住宅街へ流れ込みました」

専門家は、直江津地区を襲った最大の津波は2mほどだったとみています。

元日の津波の映像
「津波来てるぞ!上、上がれ!」

視聴者提供

避難所となっていた旧 古城小学校の屋上から撮影された映像です。津波の恐ろしさは屋上にいても伝わってきたそうです。

避難した女性
「恐怖だったし、終わったかもしれない…」

港町の住民の多くが避難したのがこの旧古城小学校。ただ、本来は別の場所に避難すべきだった住民もいたのです。