6日にかけて大雪が心配される一方、今シーズンは「暖冬」です。雪まつりの準備が進む福島県只見町では、「雪不足だけどいまは降らないでほしい」と話します。

小枝佳祐記者「例年、この時期は雪の壁に覆われる只見町ですが、今年は暖冬の影響で、積雪は、私の膝の高さほどしかありません」

5日午後から雪が降り始めた只見町。例年この時期は、2メートルほどの雪が積もっていますが、6日の積雪は午後4時現在で57センチと例年の4分の1ほどとなっています。

こうした中、町で進められていたのは9日から始まる雪まつりの雪像作り。例年、2万人以上の人が訪れる冬の只見を代表するイベントで、会場では、今年開催されるパリオリンピックを記念し、フランス・パリのオペラ座をモチーフにした雪像作りが進められていました。

しかし、今年は、例年にない暖冬で異変が。

只見ふるさとの雪まつりコーディネーター・小沼信孝さん「例年ですと、大型ダンプで1200台くらい集めるのを、今年は400台しか集められなかったということで、大雪像も小さくなっちゃってます」

例年にない雪不足。そのため祭りでは、町内の学校の敷地内や通行止めになっている道路の雪をかき集め対応したといいます。しかし、それでも雪の量を十分に確保することができず、大雪像を、当初の計画のおよそ半分となる、高さ7メートル、幅15メートルに変更したということです。

5日の雪は恵みの雪と思われましたが…。