原動力は”1年前の悔しさ”

 稲垣は日本文理(新潟)、東京農大を経て、2022年大阪ガスに入社。即戦力としての活躍を期待されたが、1年目の10月、右腕を痛みが襲った。診断結果は前腕の肉離れ。戦線離脱を余儀なくされた。

(稲垣豪人)「調子が上向いていたんですが、日本選手権1週間前の練習試合でケガをしてしまってベンチに入れなかった。あと少しで(日本選手権で)投げられそうという所で、ケガをして凄く落ち込んだんですけど、来年に向けてちゃんと(練習を)やっていれば結果はついてくると思って、必死に練習していました。」

懸命のリハビリを経て、1年後見事に復活を果たした。稲垣には、幼なじみのプロ野球入りも刺激になっている。