去年11月の社会人日本選手権。大阪ガス優勝の立役者は、安定感抜群の2年目右腕だった。稲垣豪人(24)。最速148キロのストレートと制球力を武器に、2回戦の日本通運戦では9回8安打1失点の完投勝利(無四球)。

 準決勝の日本生命戦でも8回2安打1失点の好投を見せた。決勝のHonda熊本戦はブルペンスタート。8回からの2イニングを1失点に抑えて胴上げ投手となり、初のMVPに選出された。

(稲垣豪人)「(印象に残っているのは)2回戦日本通運戦での完投勝利ですね。社会人に入ってから完投したのが初めてだったので。コントロールを持ち味にしているので無四球で完投できたのは自分でも評価できるかなとは思います。」