齋藤キャスター:
他に、自治体や企業では、以下のような対応を行っています。

▼東京都江東区(2024年1月改正条例が施行):新築マンションを対象に「宅配ボックス」設置を義務化

▼JR東日本(2023年~実証実験):新幹線での多量輸送、2024年度以降の事業化を目指す

スーパーの特売や学校の遠足も…「2024年問題」の影響は多岐にわたる可能性

齋藤キャスター:
無人配達ではドローンが注目されていますが、実はドローンだけではないんです。

川崎市・虹が丘団地にあるのは”ロープウェイ”です。

ワイヤーロープをつたって、ロボットがほぼ自動で設置された受け取りボックスまで荷物を運んでくれます。

都市部としては世界初の「ロープウェイ型空中配送ロボット」です。

まだ実証実験中(23年11月~24年3月末まで)ではありますが、アプリで注文した食べ物などを届けてくれるということです。

ドローンと比較したメリットとしては以下のようなものがあります。

・荷物落下の可能性が低い
・音が静か

そのため、市街地での配送に適しているということです。

2024年問題は、様々なところに影響が広がっていきそうです。物流に詳しい角井さんに伺いました。

戦略物流専門家 角井亮一さん:
「スーパーの品揃えが悪くなるなど、影響は多岐に渡る可能性がある」
「例えばスーパーの特売が減ってしまう、学校の遠足の距離が短くなる・減ってしまうなどが考えられます」