■AFCアジアカップ カタール 2023 日本代表 3ー1 バーレーン代表(31日、カタール、アルトゥマーマ スタジアム)
3大会ぶり5度目の優勝を狙うサッカー日本代表(FIFAランク17位)は、決勝トーナメント1回戦(16強)でバーレーン代表(同86位)を3ー1で下し、初優勝を飾った1992年大会から9大会連続となる8強入りを決めた。
前半31分に堂安律(25)が先制ゴールを決めると、後半は4分に久保建英(22)の追加点で2-0。だが後半19分にオウンゴールで1点差となるが、上田綺世(25)が貴重な3点目を奪って逃げ切った。
2点目の久保の追加ゴールは、オフサイド判定で一度ノーゴールだった。1-0で前半を折り返した後半4分、久保が左サイドをドリブルで持ち込むと中央へ、しかし堂安と上田が重なってしまいシュートを打てず。久保の前に転がってきたボールを左足でシュートを放ち、ゴールに押し込んだ。ところが、オフサイドの判定でノーゴール。VAR判定を経て、バーレーンディフェンスのクリアミスと久保のゴールが認められ、後半立ち上がりの時間帯に貴重な追加点を奪った。
試合後、久保は自身のゴールについて「本当だったら上田選手がターンしてそのまま打ってくれれば良かったんですけど、ちょっとお見合いみたいになっちゃって、僕のところにこぼれてきたので事前にルールガイドで説明があってああいうゴールはゴールに認められるとなっていたので、オフサイドと分かっていてもシュートを打って決まってよかったです」と話した。
日本の勝利については「タフな試合で球際のところで今日は負けてないと思う。イラク戦とは違って僕たちのチャンスの時間が増えたと思うので、そこに自分も少しながら貢献出来て良かった」と振り返り、次戦について「早めに交代してフレッシュなのでいい準備をしたい」と意気込んだ。
先制ゴールの堂安は「毎熊選手の素晴らしいシュートが転がってきたんで、しっかり準備はしていた」と振り返り、「自分のゴールよりチームの勝利が大事。何が何でも優勝したい」と3大会ぶりの優勝に向けて強い決意を語った。
森保一監督(55)は「スタートから簡単に崩せる相手ではないと思っていたところ、選手たちがアグレッシブさと我慢強さを持ち合わせて相手の強固な守備を我慢強く崩してくれたかなと思いますし、3得点してくれたことは評価したい」と選手を称えた。
さらに「守備も改善出来ていると思いますし、セットプレーからの失点でしたけどそこはコミュニケーションのところはあったと思います。両者とも積極的にボールから逃げずに行ったうえでの失点ですので、コミニュケーションとって積極的なパワーを守備の部分でもよりパーフェクトに出来ればと思います」とオウンゴールの失点について触れた。














