過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡容疑者と名乗った男はきのう、入院先の病院で死亡しましたが、男は地域に溶け込み、逃亡生活を送っていたとみられることが分かりました。
ビールジョッキを片手に笑みを浮かべる男。10年ほど前に“行きつけ”の飲食店で撮影された写真です。
この人物は「自分は桐島聡です」と名乗り、きのう入院先で死亡した男で、「内田洋」として周囲に溶け込んでいました。
飲食店の常連客で、愛称は「うーやん」。店で“祝い事”があると、自分が持っていた映画のビデオテープやDVDを相手に贈ることもあったといいます。
さらに、JNNが入手した写真には、知人に囲まれて笑顔を見せる様子が…
桐島容疑者とみられる男の知人
「自分の方から多くを語る感じの人ではなかった。音楽好きの良いおじさん。店にあるギターをちょっと弾く、エレキギターだったり。特にジェームス・ブラウンとか、乗りの良い音楽が好きだった」
男は神奈川県藤沢市にある工務店で住み込みで働き、数十年におよぶ「逃亡生活」を送っていたとみられていて、自宅の近所でも多くの人と関わりを持っていました。
近所の人
「『こんにちは』とか『こんばんは』なんて言って『お疲れ様』という話はした。人目を避けるようなことは決して無かった。自動販売機の釣銭返却口に手を入れて、小銭を探しているのを何度か見た」
男が10年以上通っていた銭湯では顔馴染みになる人も…
銭湯の常連客
「いつもニコニコしている、優しそうな感じの人だった。そんなに悪い人には見えなかった」
一方、桐島容疑者は、親族とは距離を置いていたのでしょうか。その後の捜査関係者への取材で、桐島容疑者の親族が男の遺体の引き取りを拒否していることが新たに分かりました。
さらに、男が死亡する直前に話していた内容の趣旨も明らかに…
桐島容疑者とみられる男(警視庁の聴取に対し)
「1人で逃亡していた。事件について後悔している」
捜査関係者によりますと、現在、桐島容疑者の複数の親族から提供されたDNA型と照合が進められていて、警視庁は男が桐島容疑者と特定された場合、容疑者死亡のまま書類送検する方針です。
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