台風被害に遭った狭野神社の「スギ」と高千穂神社の「ケヤキ」が材料

そして、陽が傾き、あたりが神秘的な雰囲気に包まれるなかで始まったのが「御神木バイオリンコンサート」。

台風などの被害に遭った狭野神社の「スギ」と高千穂神社の「ケヤキ」を材料に作られたバイオリンの音色が響きます。

演奏したのは、宮崎県出身の山内達哉さん。
およそ5年間をかけて「御神木バイオリン」を制作してきました。

(音楽人 山内達哉さん)
「この故郷と何か一緒に自分が音楽を通してできることはないかなとずっと考えていた時に、この神社の御神木などが眠っていれば、それをバイオリンという形で転生してもらって、さらに400年、500年と生き続けたら素敵だなと自分の中で思ったのが、夢を描いた最初の第一歩みたいな感じでした」