しかし、そのほとんどが1泊の滞在にとどまっています。

アルピコホールディングス経営企画部 松木嘉広副部長:
「松本に来ても松本城だけ見て他の場所に行く人が多いので、新たなモノを作っていくことで2泊、3泊につなげていきたい」

ツアーを企画しているアルピコホールディングスでは、通訳や観光ガイドを兼ねることができる留学生に案内役としての白羽の矢を立てました。

アルピコホールディングス経営企画部 松木嘉広副部長:
「日本人だったら普通に当たり前のことでも、海外の方から見ると面白いっていうのがいっぱいあるので、そういったことをどんどん発掘していきたいと思ってます」

留学生もガイドとしての参加を前向きに捉えています。

アルゼンチン留学生:
「何かわくわくするって感じですかね。なんかやったことがないので、その新しい体験というか」

イタリア人留学生:
「普通の人が知られていないところ見せるのは一番興味がある点だと思います」

一行は、そば店が軒を連ねる「唐沢そば集落」も訪ね、温かいつゆに浸して食べる「投じ(とうじ)そば」などこの地域独特の食べ方で味わいました。

イタリア人留学生:
「パスタともちろん違うんですけど、伝統的な感じもしますので、イタリア人にもおススメします」

新しいツアーは、ガイドを務める留学生にも好評だったようで、企画した会社では、この春から商品化できればとしています。