50代女性 自営業
「賃金は上がっていないです。物価が今上がっていることを考えたら、少なくとも4%~5%ぐらい上がってほしい」
60代女性 会社員
「上がってないです。何となく据え置きされている感じがします。せめて3万ぐらいは上がってくれると嬉しいかな。
旅行は年に何回か行きたいと思ってるので。ちょっとランクアップしたお部屋とかでいきたいです」
30代男性 営業職
「基本給で1万円ぐらい上がりました。やっぱり周り(物価)も上がっているので、結果的にはそんなに生活は変わってないかなと思います。
もう1万欲しいですね。旅行に行ったときにご当地の美味しいお酒を飲むとか、何かそういうことをしたい」

恵俊彰:
加谷さん、大企業の賃金は上がっていくんですか?
経済評論家 加谷珪一氏:
政府も、今年さらに賃上げしてくださいと求めているので、前向きであることは間違いない。
ただ賃上げって、全体の数字と、本当の賃上げのベースアップという2種類の数字があって、物価に追いついた実感を得るためにはやはり7%ぐらいは今年上げてもらわないと、なかなか私たちは実感しにくいと思います。
今4、5%という予想もあるんですよね。
恵俊彰:
去年4%ぐらいって加谷さんおっしゃってましたけど、今年は7%。しかもベアが上がらなきゃいけないと。
経済評論家 加谷珪一氏:
7%上がるとベアも多分3、4%上がるので、実感として賃上げをされた感じがするんじゃないでしょうか。
恵俊彰:
問題は中小企業だと思うんですよね。日本の企業の8割とも言われていますけど、どうなんですか?ここが上がってくれるのか。
経済評論家 加谷珪一氏:
本来は中小企業も独自でいろいろ努力はしなきゃいけないんですけど、現状やっぱり大企業の下請け的な仕事をしている会社が多いですから、大企業からちゃんと払ってもらわないと、中小企業も賃上げが進まないということになる。
やはり自社の賃上げプラス、取引先へのちゃんとした価格転嫁・コスト転嫁を進めて欲しいなという感じですね。