「実名で向き合う。そんな覚悟を持って挑んだものの」

京アニ放火殺人事件で犠牲となった寺脇(池田)晶子さんの夫は、裁判中の2023年11月、「実名審理」を選択したことについて、改めて胸の内を明かしてくれました。

寺脇(池田)晶子さんの夫の手紙
「亡くなった妻の裁判に、実名で向き合う。そんな覚悟を持って挑んだものの、ものすごくつらかったのも事実です。でもだからといって、実名審議をやめようとは思いません。私たちは向き合うと決めたから逃げない。そんな想いで今、裁判に臨んでいます」

家族が被害に遭ったとき、「実名」で裁判に臨むのか、街の人は…

3歳の母 会社員(30代女性)
「どうだろう。ネット上で何を言われるか分からないと思うと、(実名を)出すことが怖いと思ってしまう」

大学2年生(20代女性)
「私は実名出しても良いと思う。生きていた時の証というか、被害者というのを切り取るというよりは、少しでも形として残った方が良いのでは」

5歳の母 会社員(40代女性)
「私は嫌ですね…負担?少なからず、家族はいるわけで、こども達にも(事件の事を)引き継いでしまう。そういう所で逃れられなくなってしまうのも嫌」

パート社員(40代女性)
「実名かもしれない。なぜなら忘れてほしくないから、苦しみとかあったことを。匿名になると事実はあったが、個人としては記録されない」

公務員(20代男性)
「個々に判断されるべきだと思う。ひとり、ひとり、人間なので全然違うと思うので、僕は個々人で判断するのが良いのかな」

※動画内で紹介したアンケートは25日午前8時で終了しました。