海外の災害支援ボランティア 日本との認識の違い
藤森祥平キャスター:
ボランティアに詳しい新潟大学・楱沢和彦特任教授に話を聞きました。
海外では、ボランティアは災害発生直後に派遣するそうです。
日本と同じように大きな地震がたびたび起きているイタリアでは、災害ボランティアは100時間の講習を受けた人だけが行くことになっています。つまり、▼災害現場のリスクや▼被災者心理を学んだ「職能ボランティア」が参加するということです。

日本と海外における“ボランティアの認識の違い”についても聞きました。
日本では「ボランティアは無償で」という意味合いが強いですが、欧米ではVolunteer=志願という意味があります。
イタリアでは国から交通費も出ますし、何かあった場合は国からの補償が受けられるようになっているので、楱沢さんは「訓練された職能ボランティアの育成や連絡網を作ることが大事ではないか」と指摘しています。

小川キャスター:
現状を見ると、やはりニーズの把握が難しいようですね。
宮田裕章 慶応大学医学部教授:
難しいときには「何が必要とされているか」の把握と「何ができるか」のマッチングになるとは思うんですけど、現状で把握はどのようになっていますか。
片山記者:
様々なニーズがあるので、一元的に把握はできていないんじゃないかと思います。当然、職能ボランティアも多く被災地に入っています。
ただ、石川県が募集している1万3000人は職能については考えられていません。看護師や医療経験、大工の経験がありますか?というチェック欄はあるんですけれど、実際に行うのは災害廃棄物の搬入や搬出だけなので、今は職能に合わせたマッチングはされていません。県もそういうことはあまり考えていないようです。
宮田教授:
今回みたいに派遣できる人に限りがある場合、何ができるかという情報を足しながらマッチングを行うことがより重要になってくるのかもしれないすね。


















